☆特集1☆ てっち♡McQueen ～びとんもいいけどMcQueenもね～

2015年03月27日 06:24 by monthly_tecci

小室さんご本人からの提供写真を交えてお届けする大好評てっちのファッション。今月号はAlexander McQueen特集！「びとんもいいけどMcQueenもね」
今回はMcQueenに関連して、ファッションについても小室さんからお話を伺うことができました。

Alexander McQueen 「Skull Biker Jacket」

創刊号のHUGE DATA特集でも少しご紹介したライダースジャケット。バックにスカルが浮かび上がっているデザインです。
Twitterや、NHKBSプレミアム「MASTER TAPE」，「スカパー！音楽祭」リハーサル，日本テレビ「SENSORS」などでも着用されていました。「SENSORS」の映像には、小室さんもTwitterで「それよりライダース写りいいはと思って見てしまった（※原文ママ）」と満足されているようでしたね。

TECCIイチオシのコーディネートは、HUGE DATAさいたまスーパーアリーナの客席で撮影された写真！（※今月号の表紙は、この写真をモデルにしてちかさんに描いていただきました！）

2015年2月6日 Twitter @Tetsuya_Komuro 「気持ち良いです。」

文句ナシにカッコいい！Skull Biker Jacketに、ボトムスはANDY WARHOL BY HYSTERIC GLAMOURのスカルプリント・デニム。そしてこれまた小室さんファンにはお馴染み、Dior Hommeのハートプリントシャツを着用。ライダースとデニムがハードな印象ながら、ちらっと見えるシャツのハート♡モチーフが小室さんのかわいらしさ、やさしさを際立たせています。

Alexander McQueen 「Black Rabbit Fur Lining Leather Bomber Jacket」

このラビットファージャケットは、日本のショップで仲良くなった店員さんが特別に出してきてくれたという、とてもレアなもの。日本にひとつ！スタイリストさんでも探すことができなかったとか。小室さんは先取りで入手されているアイテムが多いので、てっち衣装部の特定も難航を極めることが度々です。
ライダースジャケットと比べて、着用されている姿の露出は少なめ。「MASTER TAPE」冒頭のロンドン映像と、ユーロスターのビジネスプレミアでパリからロンドンへ移動中の小室さんの傍らに掛かっている写真くらいです。

2015年1月23日 Twitter @Tetsuya_Komuro 「今日の撮影は、終わりました。これは移動中です。」

…と、なるはずでした。
季節も冬から春へ。ラビットファー着用には暑すぎてこのまま"日本にひとつ"がファンの目にほとんど触れないままになるのだろうか…。
ところが！TM NETWORK 横浜アリーナのオープニングで映像が映し出された瞬間、編集部員、大歓喜！！30周年を締めくくる最も重要なシーンで…
（※詳細は特集2をご覧ください）

Alexander McQueenは2014年5月に国内初の旗艦店である青山店をオープンしていて、同年7月に行われた記念パーティーに小室さんも招待されています。その際に着用されていたピンク色のスーツ、とてもお似合いで印象的でした。McQueenの洋服が着心地がよいのもよくお召しになっている理由の一つだそうです。

Alexander McQueenのどこが好き？
まず強調されていたのは「デザイナー本人(アレキサンダー・マックイーン氏)が好きだった(※)」から。「デザイナー自身がフィーチャーされていて、同じ業界からも一目置かれている存在。ジョン・ガリアーノやトム・フォード、ゴルティエ、アルマーニのような。マーク・ジェイコブスとも少し似ているね。」ともおっしゃっていました。ブランドがどうとかではなく、まずは"人"ありきなのですね。

小室さんが好きなデザイナーだと語る、アレキサンダー・マックイーン氏はミュージシャンとも深い繋がりがありました。有名なコラボレーションといえば、ビョークとレディ・ガガ。ビョークのアルバム「Homogenic」(1997年)ではジャケットデザインを手掛け、同作のシングル「Alarm Call」ではミュージックビデオの監督を務めています。またレディ・ガガは、シングル「Bad Romance」(2009年)のミュージックビデオで彼の作品を着用。斬新なデザインの靴がとても印象的でした。両者ともにマックイーン氏の死後、追悼の曲を発表しています。
ビョークが当時発表したマックイーンへの追悼曲、「To Lee,With Love,Nick」はこちら。

「路面店で自分一人でアイテムを探すのが最高に幸せ」とおっしゃるおしゃれな小室さんですが、現在パーソナル・スタイリストさんはいらっしゃるのでしょうか？

これには驚きでした。個人の仕事では圧倒的に私服が多いそうです。最近のテレビの仕事でも、「オトナの！」「MASTER TAPE」「SENSORS」全て私服だとか！
「別にこのまま出ても悪くはない、ダメじゃないので…」・・・ダメじゃないです！全く問題ないです！とっても素敵です！！
路面店には、高級ブランドからカジュアルなファストファッションブランドまで分け隔てなく行かれているそうで、多い時にはなんと1日で7店舗回られたこともあるとか！自ら足を運び、店員さんと仲良くなり、いろいろ教えてもらう。スタイリスト任せではなく、自ら選んでスタイリングを完成させる。これは自身の趣味の範疇だけではないはず。だって、ファッションは小室さんの音楽をかたち造る重要な要素のひとつなのですから！

デザイナーのアレキサンダー・マックイーンと音楽家の小室哲哉、同じアーティスト・芸術家として、精神面で交わる部分があるのではないでしょうか。伝統的なスタイルに媚びることなく、破壊的で刺激的なデザインを展開し、世界中のアーティストから愛されたマックイーン。彼のスピリットを引き継ぐブランドを着こなせるのは、その作品にも負けないほどのオーラがある人です。

そう、TECCIがAlexander McQueenを推す理由。それは、小室さんがもつ、内に秘めたパンクでアバンギャルドな一面がマックイーンと重なるから。ふたりとも本質にこだわりつつ、既存のスタイルを突き破り、新しいイメージを自由に表現している。強い個性をもったアーティストだから。そして私たちをいつも新しい世界へといざなってくれるから…。

小室さん、これからもMcQueenをたくさんお召しになって、そのスタイルと音楽を融合させた小室さん独自の世界観を私たちに体感させてください！

(※)創業デザイナーであるアレキサンダー・マックイーンが2010年2月に40歳の若さで死去した後、当時ウィメンズ部門のヘッドデザイナーであったサラ・バートンが後継者としてブランドのクリエイティブ・ディレクターに就任。サラはイギリス王室キャサリン妃のウエディングドレスのデザインを手掛けたことでも有名。